SSP「Fluct」を運営しているadingoが株式会社ジーニーにインタビューしました

(アイキャッチ)【ジーニー記事】中央

今年で「Geniee SSP」の提供を開始して4年になる株式会社ジーニー。最近はSSPの海外進出に力を入れていると聞きます。また、トレーディングデスク事業も行っていてアドテクのスペシャリスト集団が集結しているとのうわさが。聞きたいことをすべて聞いてきました!

なぜ競合のadingoの取材を受けたのか

まず今回取材を受けられようと思った経緯などあれば教えてください(正直びっくりしました(笑))

むしろこちらこそありがとうございます、という感じです(笑)僕自身が現場が好きなので、今までジーニーは広報活動をあまり積極的にやってこなかったんです。人見知りもやっと直ってきたので、今回お話頂けてよかったです。また、今回adingoさんの取材をお受けしたのにはもう1つ理由があります。SSP事業者って前に出てくることが少ないなと思っているんですね。反対にDSP事業者さんとかは個別でも合同でも外へ啓蒙活動を行っているので、これを機会にSSP事業者同士でもそんな風に出来たらなと思っています。よろしくお願いします(笑)

現在ジーニーさんではSSP事業とアドネットワーク事業、トレーディングデスク事業の大きく3つの事業を展開されていると思いますが、それぞれどのような割合なのでしょうか?

一番比率として大きいのはSSPです。7割の売上がSSPで、人員も同じく7割くらいがSSP事業に携わっています。

Geniee SSPについて

Geniee SSPの実績と特徴を教えて頂けますか?

1658329_10152084591843090_1465346862_oa最近の集計ですと、10万インプレッション以上あるメディアで3000社程度にご利用いただいています。

Geniee SSPの特徴は大きく2つあります。弊社はSSP事業を古くからやっているため提携しているネットワーク数が多いことが1つ目の特徴です。特に近年は、海外DSPの接続を強化しているので、オークションに参加される海外の入札事業者数が他と比べて多いと思っています。

また2つ目の特徴は、SSPの機能部分でして、メディアの収益を上げる機能と工数を下げる機能の両面を持っている事ですね。たとえば、媒体社さんがオーディエンスデータ等の来訪データをRTBにセットして売るようなことができたり、またデータをアドエクスチェンジなどの別の事業者に売ったりも可能です。

Geniee SSPではどのあたりのメディアをターゲットにされているのでしょうか?

ターゲットというのはあまり決めていないですね。弊社をご利用いただいている媒体社さんのジャンルも幅広く、これのジャンルが多い!とは言いずらいです。全体で国内で2500社、国外で500社にご利用いただいていて、海外の媒体社様も多くご利用頂いています。海外メディアの獲得は2012年から行なっているので、もう1年半くらいやっています。現地に拠点を作って営業しているのですが、去年の6月にやっと300社と提携して黒字化を達成しました。いや、正直苦労もあったので嬉しいですね。

それって、「日本から来たSSPのジーニーです、どうですか?」という感じで営業していたのですか?基本的に展開はアジアですよね?

はい、そんな感じです(笑)展開してる国はインドネシア、香港、台湾、ベトナムなどです。最初は北米にも行ったんですが、あまり上手くいかなくて・・・。アジアに集約してからうまくいきだしたのですが、アジアのマーケットが良いかどうかは、今はまだわからないなといった印象です。どちらかというと、アジアは現地の方の人件費がすごく安いので、人を増やしてもコストがかからないという点でうまくいっているというのが大きいと思います。しかし、これからはマーケットも伸びると予測しているので、今のうちに提携サイト数は増やしていきたいと思っています。

また、デバイス部分で伺いたいのですが、ウェブページを見る限りスマートフォンの絵が多く使われているので、やはりスマホに注力されているのでしょうか?

はい、スマホに注力しています。最近は大型のアプリ事業者様にもGeniee SSPをお使い頂いています。売り上げを見ても如実に伸びているのはやはりスマートフォン部分なので、引き続き力を入れていくつもりです。近年はスマホでもRTBのマーケットが伸びてきたので、ますますSSPを使っていただく意味があると思います。

ちなみにSSPをアドサーバーのように使われる媒体社様もいるのですか?もしアドサーバーとして使われることもある場合、アドサーバーとして必要な機能とSSPとして必要な機能は異なると思うのですが、そのあたりはどうお考えでしょうか?

Geniee SSPは、あくまでSSPなので、SSPの機能がメインとなっています。しかし特にスマートフォンのメディアをお持ちの媒体社様は、PCと違いSSPを1つしか使っておられなかったり、1つのツールで純広告管理をしたいというご要望もあるので、弊社ではSSPの中にアドサーバー機能を追加しています。たとえば、純広告を配信するための進行管理の機能やフリークエンシーコントロール機能などがそれにあたります。媒体社様にあれこれ複数のツールを使っていただく必要がないので好評です。

アドネットワーク・トレーディングデスク事業について

アドネットワークについては、現在の日本では正直YDNやGDNなど既存サービスが強い状態が続いていると思うのですが、その中でもあえてSSP事業に加えてアドネットワーク事業やトレーディングデスク事業を行っているのはなぜでしょうか?

自社でSSPを持っているからこそ、オーディエンスのデータを活用して広告配信に利用しやすいですし、プライベートエクスチェンジなどの新しい取り組みも行いやすいと考えたからです。新しい取り組みをする際に、SSPだけだと、チャネルがないのでどうしてもどこかのDSPなどと組まないといけなくなりますよね。それならまず自分たちで事例を作ろうぜと発起して、DSPやYDNとセットで広告を運用し、データを集めるということを始めました。

アドネットワークそのものを運用したかったのではなく、データを活用したもっと役立つ最新のソリューションを作りたかったんです

広告在庫を自社で持つことで、データも集まりますし、運用ノウハウも溜まっていきますから。

そうすると、社内で専門の運用スタッフを何人も抱えるわけで、人的コストもかかり、大変だと思うのですが、今のところとうまくいってますか?

1909136_10152084592158090_495609785_oaそうですね、大変ですが、弊社はアドテクノロジー専門の会社なので、試行錯誤しながらもしっかりと運用出来ていると思っています。本当に大変なのは、アドテク専門ではない代理店さんだと思います。運用ツールの数も近年多くなっていますし。現状ですと、運用を工夫することで、どんどん広告効果が良くなっているので、慣れなくても運用はしなければならないですからね。

 弊社もSSPをやっているので興味のある部分なのですが、SSPの接続先としてDSPを見た場合と、御社のトレーディンデスクで買い付け側としてDSPを見た場合に、なにか違いはあるのですか?

違いはあると思っています。トレーディングデスクで使うDSPの中で、これは広告効果の改善がしやすいという高評価なDSPが確かにあるからです。

機能面で買い付け側のDSPに何が求められるかといいますと、大きく2つあって、1つ目がダイレクトレスポンス系のクライアントであれば、CPAを合わせやすいことです。2つ目がターゲットへ正確にリーチを行いたいクライアントであれば、 ターゲットとなるユーザーを正確に選び出し、加えてそれをある程度の母数確保できることです。

また、機能面の良さとは別に、管理画面の使いやすさというのもあると思います。海外DSPの管理画面は、頑張っても慣れない場合がありますね(笑)英語がだめというわけではなくて、文化的な違いがあったり、管理画面が重たいとかです。

トレーディングデスクとして何社のDSPと契約されているのでしょうか?

現在は8社です。ただし実際に1社の広告主様で使っているDSPは2、3社くらいです。1社のDSPですべて出来てしまうと楽なんですが、現状ですとDSPが独自で確保しているメディア・枠があるので、2、3社のDSPを使わないと配信出来ないメディアも出てくるのです。

DSPの中には、裏側でシステムが動いて全部自動のものもあれば、一部自動でその他は手動で運用してくださいというDSPもあると思うのですが、手動でトレーディングデスクをやられているという背景を考えると、やはり人の手でCPAを合わせるほうが効果的なのでしょうか?

なにも運用をしないで、CPAがあってくれたら楽なのですが、クライアント様の課題を聞いてから手動でチューニングをしていった方が効果が出やすいのが現状です。クリエイティブの調整はもちろん、ユーザーがページのどこまで到達したかを細かく分析して運用をしています。特にクリエイティブに関しては、海外のクリエイティブ効果測定のツールもローカライズして使っています。それらの運用で得た知見をクライアントさんにも共有しており、CPAを合わせるだけでなく、マーケティングの知見をクライアント様自身で貯めていけるのが弊社の付加価値だと思っています。

ジーニーの働く環境について

現在の社員数は何人で、エンジニアと営業それぞれどのくらいでしょう?

社員数は4月で国内外合わせて90人くらいです。海外の社員も多いですね。比率ですと、エンジニアが30人弱なので、営業や運用の方が多いです。社員のみんなは本当によくやってくれていると思います。ですが、今後より事業を拡大していきたいので、人が足りてないんです。絶賛募集中です(笑)

どんな人と働きたいとかどんな人が欲しいとかあるんですか?

1795227_10152084592413090_2067014058_oa優秀でチームワークがあって、働くのが好きな人ですね(笑)今から3年くらいの間で、事業を展開する国を増やすというのもありますし、今後は中核事業のSSP事業の他に、新規事業もやりたいという想いもありますので、5、6人は事業責任者が欲しいです。そして想いとしては若手から事業責任者が出てきてほしいんです。僕は若手が大好きなので、今年は新卒を14人取りました。

では今働いている社員さんはどんな方が多いのですか?

実際に働いている社員は・・・変わっている人が多いんです(笑)アドテク大好きみたいな人です。若くしてこの業界の第一人者になりたいという社員もいますし、ひたすら技術を突き詰めたいといった社員もいます。個性豊かな者ばかりなので毎日楽しいですよ。

というわけで、ジーニーでは新卒社員の雇用を積極的に進めています。ジーニーという会社のキーワードは「優秀」「チームワーク」「よく働く」「海外で働いてみたい」ですかね。興味ある方は是非ご連絡いただければと思います。

株式会社ジーニーが今後目指いていくところ

今後の課題だったり、今後新しく作っていきたいものはありますか?

社内体制・社内風土の話でお話しますと、起業家人材を増やして同時多発的にいろんな事業が出来る会社にしたいですね。今はまだ一通りの事業を僕が見ているので、参入する国を増やしたり、分野の違う事業を始めたりするためにも、そのような体制にしていきたいです。

2010年にジーニーを立ち上げられて、いま4年が過ぎようとしています。この4年間の事業成長をどのように見ていますか?

4年もかかってしまったなぁと思います。きっと今なら半分の2年くらいで出来たと思います。ただ、弊社に来てもらって初めて事業責任者を経験した社員もいますし、新卒だって多い。なので、社員が切磋琢磨して作り上げた感じがするので、結果良かったと思っています。しかしそういった社員もだいぶ慣れてきたと言いますか、経験値も溜まってきたので、さらにスピードを上げていって次の3年くらいを勝負していきたいです。

 

 

 

今回インタビューを受けてくださったのは・・・

株式会社ジーニー

代表取締役 CEO 工藤 智昭 さんです。

貴重なお話を頂き、ありがとうございました。

株式会社ジーニー

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