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Googleがアウトストリーム動画広告の提供を開始!4つの提供フォーマットとアウトストリーム動画広告を配信するメリットとは

Photo by flickr.com

1月22日にGoogleはDoubleClick Publisher Blogアウトストリーム動画広告(Outstream Video Ads)のβ版の提供開始を発表しました。Googleが提供するアウトストリーム動画広告がどのようなものか、メディア・アプリにどのようなメリットがあるかを解説していきたいと思います。
※その前に動画広告の基礎を見直したい、という方はこちらもご覧ください
「動画広告基礎知識 – 改めて押さておきたい3つのポイント」

リリースされたアウトストリーム動画広告とは

現在日本で配信されている動画広告は、主に「インストリーム広告」と呼ばれる、テレビCMのように動画コンテンツの冒頭や途中に挿入されるものと、「アウトストリーム広告」と呼ばれる、Webやアプリの広告枠や記事内に配信されたりするものの2つに大別されています。
今回GoogleのDoubleClickは、後者のアウトストリーム動画広告を新しく開発し、β版として4つのフォーマットの提供を開始しました。また、今回のリリースは、単に新しい動画フォーマットを開発したという側面だけではなく、近年話題となっているモバイル動画広告の視認性の問題(視認性が低い、視認性が計測できていない等の問題)を解決するためIAB Tech Lab Open Measurement Working Groupと協力し、アプリを含むすべてのプラットフォームや端末で動画の視認性を簡単に測定できるようにしています。Googleは、この視認性の測定を行うため、Open Measurement SDKIAB Tech Labが公開している複数のベンダーのビューアビリティー計測を1つのSDKで管理・運用できるオープンソースSDKのことをGoogle Mobile Ads SDKやInteractive Mobile Ads SDKに統合させ、メディアやアプリの運営者が、外部ベンダーが提供する計測ツールを利用することが可能になりました。

アウトストリーム動画広告の4つのフォーマット

Doubleclickが提供を発表したアウトストリーム動画広告のフォーマットは以下の4つです。

1.In-Article Video

2.In-Feed Video

出展:DoubleClick Publisher Blog Capture growing video budgets with new out-stream formats on DoubleClick

「In-Article Video」と「In-Feed Video」は、ユーザーを混乱させないようにデフォルトでは音をミュートにしてあり、タップすることでミュートを解除できる仕様になっています。さらに動画は50%以上が画面内に表示されているときにのみ再生されます。

3.Native Video

出展:DoubleClick Publisher Blog Capture growing video budgets with new out-stream formats on DoubleClick

「Native Video」は、サイトのコンテンツやアプリの形式、機能に合わせたレイアウトで配信されます。メディアの担当者は、見出し・説明文・ロゴ・動画ファイルなどの標準化されたデザインを利用して、サイト上、アプリ上にカスタマイズした動画広告を作成・配信できます。Time社は、DoubleClickを使ったネイティブ動画広告フォーマット「Adapt」の提供を開始して以来、その広告枠に配信できる動画広告の在庫が5倍に増えました。

4.Rewarded Video

出展:DoubleClick Publisher Blog Capture growing video budgets with new out-stream formats on DoubleClick

「Rewarded Video」は、動画広告の視聴と引き換えにユーザーにリワード(ゲームを有利に進めるアイテムや、ゲームを続行させる権利等)を提供するフォーマットです。アプリの特性や、ユーザーに付与するインセンティブの種類、付与タイミングなどで動画リワード広告の収益性は大きく変わってきます。

メディアがアウトストリーム動画広告を配信するメリットとは

それではアウトストリーム動画広告を配信するとメディア・アプリ運営者にどのようなメリットがあるのでしょうか。
1つ目のメリットは、動画コンテンツに広告を配信するインストリームとは違い、動画プレイヤーや動画コンテンツがなくても動画広告を配信できるので、新たな収益獲得機会が生まれることです。ユーザーへの商材訴求力が高い動画広告は、静止画のディスプレイ広告よりも単価が高い傾向にあります。広告主は今後もプレミアムな動画広告配信枠を探し続けるため、Webサイト・アプリの運営者はこの機会を逃さないように、動画広告の配信をはじめる必要があります。
また、DoubleClickの調べによると、アウトストリーム動画広告はDoubleClick Ad Exchangeのディスプレイ広告のCPMと比較して8.9倍高いCPMで配信されました。アウトストリーム動画広告を配信している100以上のサイト運営者の中には、フォーマットを細かく調整し、CPMが大幅に向上している場合もあります。

2つ目のメリットは、既存のディスプレイ広告の枠に動画広告を配信することで、動画広告とディスプレイ広告を競わせられるので、収益の最大化が可能だということです。動画広告とディスプレイ広告の枠を別に設けることなく、同じ広告枠の中でより高単価な広告を効率的に配信することができます。

3つ目のメリットは、Webサイトとアプリの両方でアウトストリーム動画広告を配信することが可能だということです。運営する様々なWebサイトやアプリ、それぞれのコンテンツに最適なレイアウトでアウトストリーム動画広告を配信できます。

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fluctでは、DFP上で動画広告の配信を開始する設定方法や、動画広告の導入設計などのアドバイスを行っています。Googleが提供するアウトストリーム動画広告についての疑問や導入方法など、お気軽にお問い合わせください。※アウトストリーム動画広告の配信には審査がございます。

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参考文献

Capture growing video budgets with new out-stream formats on DoubleClick (DoubleClick Publisher Blog)

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