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ついにBetter Ads Standardsが今夏日本上陸! 準拠状況の確認方法と必要な対応を解説します

Photo by flickr.comEsther Vargas

2018年から北米、ヨーロッパで開始されていたBetter Ads Standardsが、そのほかの国でも適用されることが、1月9日にGoogle公式のChromeブログで発表されました。
※Better Ads Standardsについておさらいしたい、という方はこちらの記事もご覧ください

Better Ads Standardsの脅威!Google Chromeアドブロック直前対策講座

2019年1月11日現在、日本国内ですでにいくつかのサイト向けにBetter Ads Standardsに関する警告を確認しています。すでに審査が開始され、Better Ads Standardsに準拠していないと見なされたサイトには、メールで利便性に関する違反が検出されたという旨の警告文が届いているようです。
メールの文面によると、「2019/07/09より広告が表示されなくなります。」との記載があり、少なくとも7月までにはBetter Ads Standardsへ対応を迫られると言えるでしょう。

Better Ads Standards準拠状況の確認方法

所有しているサイトがBetter Ads Standardsに準拠しているかどうかは、Google Search ConsoleのWeb Toolsで確認することができます。前述したメールによる警告はSearch Consoleに登録しているアカウントのメールアドレスに届くので、もし登録していない場合は登録しておくとよいでしょう。

Web Toolsにログイン、「広告に関する問題レポート」をクリックし、「確認済のプロパティを選択」で登録しているサイトを選択すると、現在のステータスが確認できます。

ステータスが不合格と表示されているということは、Better Ads Standardsに準拠しない広告が多数検出された状態であり、問題を修正して審査に提出する必要があります。

「検出結果」の例をクリックすると現在の実装が例示され、動画で確認することができます。

なお、PCとモバイルは、別々に審査されます。もしPCで広告がブロックされてしまっても、モバイルサイトの広告実装に問題がなければモバイルサイトの広告はブロックされません。

国内で警告が予想される広告フォーマット

Better Ads Standardsで禁止されているフォーマットについては過去の記事にまとめていますので、全てのフォーマットを確認したい場合は改めて確認してみてください。

Better Ads Standardsの脅威!Google Chromeアドブロック直前対策講座

ここでは、対象となるフォーマットの中でもとりわけ対象となりやすいことが予想されるフォーマットについて解説します。

ポップアップ広告(PC/モバイル)

ページのコンテンツが読み込まれた後に広告が表示される、インタースティシャル広告とも呼ばれる広告フォーマット。実装サイトへの警告が確認されています。ポップアップと見なされないためには、広告のページとコンテンツのページを明示的に区別する必要があるでしょう。

メインコンテンツの高さに対して占有率が30%以上の広告(モバイル)

ページのメインコンテンツ部分の垂直高さの30%以上を占める広告で、テキスト、動画・静止画にかかわらず「許容されない広告」に含まれます。広告の実装状況によっては、警告が予想されます。

予想される対象範囲と影響

Better Ads Standardsによる対象範囲はどの程度のものになるのでしょうか。公式のChromeブログによると、北米とヨーロッパで対象となった何百万のサイトのうち、広告がフィルタリングされたのは1%に満たなかったと言われています。また、かつてBetter Ads Standardsに準拠していなかったサイトのうち3分の2が現在は問題なく準拠していると言われています。すでにBetter Ads Standardsが適用されている北米とヨーロッパでは、影響範囲は軽微であったと言えそうです。また、Better Ads Standardsへの準拠により、多くのサイトでユーザーの広告エクスペリエンスが改善したとも伝えられており、むしろポジティブな結果であったと言えそうです。

しかし、対象範囲がそのまま日本に当てはまるかというと、そうではない可能性があります。日本市場と北米ヨーロッパ市場で一般的に流通している広告フォーマットには違いがあり、インタースティシャル広告やオーバーレイ広告は北米やヨーロッパではあまり多くはないと言われています。そのため、日本国内で警告対象となる広告は北米ヨーロッパと比較すると多くなる可能性があります。

それでは、Better Ads Standardsに準拠するとサイトにはどのような影響が考えられるでしょうか。今まで掲載していた広告フォーマットが制限され、一時的にはマイナスの影響がある可能性は否めませんが、GoogleがBetter Ads Standardsで提唱しているのはあくまでユーザー体験の向上であり、広告収益を阻害する目的でないことが強調されています。短期的にマイナスになったとしても、ユーザー体験の向上に取り組んだサイトは長期的に見ればサイトとユーザーが互いにwin-winとなる関係を築くことができるでしょう。

株式会社fluctでは、「メディアの成長を共創する」を掲げ、サイト運営のサポートを行なっています。Better Ads Standardsが上陸した夏以降もユーザーの広告体験とメディアの成長が両方享受できるよう模索を続けています。ぜひお気軽にご相談ください。

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本記事及び翻訳箇所は当社独自の見解です。また原文を意訳している箇所がございます。ご了承ください。

参考文献

Building a Better World Wide Web(Chromium Blog)

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