2022年には300億円近くの市場規模が予想される、近年注目の広告配信フォーマット「動画リワード広告」。fluctでは、動画リワード広告や動画インタースティシャル・バナーなど複数フォーマットの実装支援を行なっております。
今回、fluctアプリソリューション本部の廣川が、fluctにて実装支援を行なった人気脱出ゲーム「Escape Rooms」を運営するナカユビ・コーポレーション代表の山口様とfluctエンジニア小菅にお話を伺いました!
お話を伺ったのは・・・
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初めに御社の事業内容について教えてください!
山口さん:弊社は、ツールアプリや脱出ゲーム開発を主力事業としております。
現在設立3年目で、友人と2人で学生時代に起業しました。起業初期はツールアプリを沢山作っていましたが、直近は「Escape Rooms」などのコンテナ式脱出ゲームというジャンルに絞ってアプリ開発を行なっております。
「Escape Rooms」のようなコンテナ式脱出ゲームの特徴は、1アプリで複数のステージを遊んで頂ける点です。
また、実は最近、「EXITS」という新作の脱出ゲームもリリースしたんです!
新作リリースおめでとうございます!!ツールアプリと脱出ゲームではジャンルが異なりますが、脱出ゲームの開発に着手されたのはなぜですか?
山口さん:脱出ゲームの開発に着手した理由は、2つあります。
1点目は、当時脱出ゲームがストアランキングの上位を席巻していたからです。
2点目は、脱出ゲームは大企業が参入しないゲームジャンルかつ、クオリティ高く作ることができれば、弊社のようなスタートアップにも勝気がある領域だと考えたからです。
当初から脱出ゲームの「波」を感じていましたし、まだ大企業が参入していない領域というのがとても魅力的でした。
結果的に、脱出ゲームの開発に舵を切られたんですね。
山口さん:はい。実際に脱出ゲームをリリースしてみると、ツールアプリと比較して、ダウンロード数の伸び方が明らかに好調だったことがきっかけで舵を切りました。
また、それ以外の理由だと、「Escape Rooms」ではブタさんのキャラクターを用いているのですが、ゲーム内でキャラクターがいじられて「クスッ」と笑ってしまうような、弊社が大事にしている遊び心がユーザーに伝わったことが嬉しかったからですね。
【写真】ナカユビさん会議室のホワイトボード。新ステージ開発時は絵に書いてイメージ共有しているようです。ゲーム開発の裏側を知るとわくわくしますね…!
起業されたパートナーは中学時代の同級生の方なんですよね?
山口さん:そうなんです!(笑)
中高の同級生で、中学時代は話したこと無かったんですが、大学から仲良くなりまして(笑)
どんな流れで、お二人でアプリ開発事業されていったのですか?
山口さん:当時、2ちゃんねるのとあるスレッドで「個人ディベロッパーのアプリ収益」が公開されており、その記事を読んで、これはチャンスがありそう!と思い、アプリ開発の勉強を開始しました。
最初は2人で川崎のファミレスを転々として朝から晩までひたすらアプリ開発の勉強をしてましたね(笑)
直近のアプリマネタイズについて、今回fluctの「広告SDKの実装支援」のご提案は、どういった印象を受けましたか?
山口さん:正直、他の広告事業者様からは受けたことがないご提案だったので、最初はイメージがつかなかったです。
今回ご提案を受けた理由は、限られたリソースの中でも、新たな広告事業者を接続したかったからです。
ゲーム開発を優先せざるを得ない中、広告SDK実装の為に開発リソースを割くことは難しい状況だったので、ディベロッパーとしてアプリ開発経験もあるfluctのSDKエンジニアの小菅さんにその部分を補っていただきました。
今回のfluctからの提案は「広告SDKとFirebaseの実装支援」だったのですが、具体的には何をされたのでしょうか?
fluct小菅:今回fluctからは、主に2つの実装支援をさせていただきました!
1つは、Firebase Remote Configの実装と設計を行いました。Remote Configの機能を用いて動画リワードのimpを振り分けられるようにしました。
2つめは、広告SDK(GoogleSDK)の実装を行い、動画リワードにおいてGoogle AdXを配信できるようにしました。
なるほど!ちなみに、Firebaseで出来ることを具体的に教えてください!
fluct小菅:Firebase はGoogleが提供しているモバイルおよびWebアプリケーションのバックエンドサービスです。
Firebase を使用することで、様々な機能をバックエンドの構築や実装を必要なしに実現することができます。
Firebaseが提供しているプロダクトの中に Firebase Remote Config という機能があります。
RemoteConfigとは、アプリのグロースに必要な要素を簡単にA/Bテストできる機能です。 一度設計と実装をしてしまえば、ストアのアップデート不要で、様々な値を変更できます。変更できる値や条件は、端末の国設定やアプリのバージョン、全ユーザーの○%等様々です。
今回は、全ユーザーの○%のユーザーには「A」という値、○%のユーザーには「B」という値をアプリ側で受け取れるようにRemoteConfigの管理画面で条件を組み、アプリ側で受け取った値に対する挙動を実装させて頂きました。
実際に「実装支援」をお受けしてみていかがでしたか?
山口さん:やってよかったです!
特に、スムーズにSDKを実装できた事は良かったです。
自社で広告SDKを実装する場合は、実装に工数がかかっていました。仕様書を見て実装しても一度でうまくいかないケースが多々あったからです。
今回はFirebaseの設計・広告SDKの実装を小菅さんに行って頂けました。
実装後には「変更点」が記載された仕様書を頂き、実装頂いたソースコードをスムーズにアプリへ導入することが出来ました。
あとは、社外のエンジニアさんとコミュニケーション出来る機会が本当に貴重でしたね。
ありがとうございます!貴重な経験とは、どういった部分ですか?
山口さん:小菅さんとのコミュニケーションを通して、外の技術に触れることができた事です。
今まではどうしても普段は社内のコミュニケーションが多くなってしまい、社外エンジニアと技術面で情報交換する機会が少なかったんです。
中でも、Firebase Remote Config に関しては大変学びが多かったです。今まではFirebase自体に機能が沢山あるので、扱い方を想像できない部分がありました。今回は、小菅さんに色々とお伺いすることが出来、広告以外の面でも学びになりました。
今回は本当に素敵な機会でした。
実装支援においてコミュニケーションは進めやすかったですか??
山口さん:進めやすかったです!
技術的な話はエンジニアさんと直接出来たので、スムーズでした!
この機会なので・・・実装支援って初めてのケースだったと思うのですが、やってみてどうでしたか??
fluct小菅:やってみて本当に良かったです!
ソースコードのベースを頂いて今回実装支援をしましたが、既存のプロジェクトの変更点をできる限り少なくするように心がけ、ディベロッパー様にとって邪魔にならないようにソースコードを書くことを意識しました。
また、山口さんと直接コミュニケーションを取れたので、円滑に実装を進めることができました。
fluctで実装支援を行う事で、実装後に問題なくimpが発生する確信が持てます。貴社に頂くコミュニケーションのお手間を最小限にとどめながらimp発生まで持っていくことが出来ました。
多くのディベロッパー様と実装支援の取り組みしたいですね!
fluct小菅:そうですね!
広告事業者を複数試したいご要望があるアプリディベロッパー様のご実装支援は、今後も取り組んでいきたいですね!
そうですね!山口さんインタビューご協力ありがとうございました!では、お疲れ様飲み会行きましょうか!!
一同:そうですね!!行きましょう!!!
fluctでは、アプリディベロッパー様の「動画リワード広告SDK・Firebaseの実装支援」を行なっております。
広告配信におけるFirebaseや、広告SDK実装支援ご興味のあるディベロッパー様は、< gota_hirokawa@voyagegroup > までご連絡くださいませ!
“fluctがFirebase・動画リワードSDKの実装支援!ナカユビ・コーポレーション様が語る、実装支援のメリットとは?【fluct動画リワード活用シリーズvol.2】” への0件のフィードバック