Google認定代理店fluctが提供する、AdXの運用ノウハウとそのメリットとは

株式会社fluctは、自社開発の広告プロダクトであり日本最大級のSSP、「fluctSSP」の提供だけでなく、GCPPとして、Googleプロダクトの提供とサポートを行なっています。

この記事ではGCPPであるfluctが提供しているGoogleプロダクトおよび、fluctが行なっているサポートを紹介します。

GCPPとはGoogle公認の認定代理店制度

GCPPとは、Googleが全世界に展開している認定プログラムの一つです。世界中、各地域にGCPPは存在し、fluctは日本国内で認定を受けているうちの1社です。

GCPPは正式名称を「Google Certified Publishing Partner」といい、日本語では「サイト・アプリ運営者向けの認定代理店制度」となります。
この認定プログラムは2015年10月にスタートしており、fluctはプログラムのスタートと同時に認定を受けました。GCPPに認定されると、サイト・アプリの運営者のみなさまに対して、Googleに代わってサービスのサポートを行うことが可能になります。

Googleが提供している広告プロダクトは、AdSense、AdMob、Google AdManagerなど複数ありますが、その中の一つとして、Google AdExchangeというプロダクトがあります。

Google AdExchangeはAdSenseなどの誰でも使えるプロダクトではなく、招待制の広告プロダクトです。GCPPはGoogleに変わって、このGoogle AdExchangeのサポートを行うことができる権利を有します。

GCPPであるfluctはサイト・アプリ向けにGoogle AdExchangeの導入支援・サポートを行なっています。また、すでにGoogleからAdXのアカウントを受けている場合でも、代理運用などの支援を行うことが可能です。

Google AdExchangeとそのメリット

さて、そんなGoogle AdExchange(以下、AdX)ですが、導入することでどんなメリットがあるのでしょうか?

AdXが他の一般的なアドネットワーク/SSPと異なる大きなポイントは、Googleが提供しているプライベートマーケットプレイス(PMP)に参加できる点です。

PMPとは、プライベートという名がついている通り、限定的な広告の取引市場です。あなたのサイト・アプリのバナー枠にAdXを導入すると、AdXのPMPで取引を行うことが可能になります。

限定的なのは参加者です。SSPに代表される通常の広告取引は、広告主もサイト・アプリも誰でも参加ができるオープンなオークション取引ですが、PMPでは一部の広告主、サイト・アプリに参加者を限定します。

AdXが誰でも使うことができるものではない招待制のプロダクトである理由はここにあります。

取引の参加者を限定することによって、広告主側からすると、広告を配信したい広告枠に優先的に配信を行うことができるというメリットがあります。
一方、サイト・アプリにとっては単価の高い広告が配信できるチャンスが得られることがメリットです。

PMPの取引では、配信期間や単価をあらかじめ定めておく純広告に近い取引や、広告主からの広告を優先的に配信するオークション形式の取引が存在します。このような取引を「優先取引」といいます。これらはPMPの取引市場で優先的に売買されるため、通常のアドネットワーク取引より高い単価で取引をされる傾向にあります。

優先的に売買されることで単価が高くなる理由は、ゴールデンウィークの航空券をイメージしてください。繁忙期の航空券は需要と供給のバランスによって値段が上がります。同じ理屈で需要の高い広告枠は値段が上がりますが、あなたがどうしても行きたい国の航空券のチケットが、少し値段が高いがその代わりに優先的に手に入るとしたらどうでしょうか。

PMPの優先取引はこのイメージに近いです。通常のオークションに回る前に、単価は高いけど優先的に広告枠を買い付けしたい。広告主がそう思った場合に、高い単価による優先配信が行われます。

優先配信がなされるには、広告枠の適正な値付けと需要と供給のバランスを見たフロアプライスの調整が欠かせません。逆にいうと、これらを行わないことには、一般的なアドネットワーク取引と同じかむしろ低い広告単価で売買される可能性もあるのです。

適正に運用を行えば高い広告単価が期待できる代わりに、あまり運用を行わない・あるいは「広告主が優先的に配信を行うことを魅力と感じない」広告枠ではそのメリットを享受できないことがあるのが、デメリットといえるでしょう。

GCPP fluctが提供するサポート

fluctを通じて、あなたのサイト・アプリにAdXを導入するということは、そういったデメリットやリスクを軽減することになります。

fluctのAdXを導入いただくとfluctが代理であなたのサイト・アプリの広告枠を運用管理することになります。fluct社内には、AdX専門の運用チームと、広告主と単価を適切に交渉を行うチームが存在し、お預かりした広告枠に高い単価で広告が配信できるように日々の運用を行なっています。

また、広告単価の向上のみならず、多くのサイト・アプリを横断した市場環境の動向と、それを加味したレポーティングを行うことが可能です。

新しい実装方法の紹介や、新しい機能の紹介や新規プロダクトの優先的なご招待を行うとともに、コンテンツポリシーのサポートなども行います。

AdXはその性質上、詳細なコントロールと高度な運用管理が必要ですが、fluctではそれら全てをサポートします。

AdXを導入するには?

AdXは複雑かつ高度なプロダクトですが、fluctを通じて導入するのであればサイト・アプリにタグあるいはコードを組み込むだけです。あとは当社の運用ノウハウを享受ください。

なお、AdXは招待制のプロダクトであり、提供にあたっては所定の審査がございます。
AdXはそのプロダクトの性質上、どんなサイトどんなアプリにも導入いただけるプロダクトではなく、サイト・アプリによってはAdSenseやAdMobを導入した方が高い収益が出るケースもあります。しかしサイトの性質にマッチした場合は、それらのプロダクトと比較して高い収益性を得ることができる可能性があります。

AdXを導入すべきか? AdXを導入することで収益向上が見込めそうか?
今後の広告運用に課題を感じているサイト・アプリ運営者の方は、GCPPであるfluctにお気軽にご相談ください。