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アメリカと日本のSSPの違いってなに?(後編)

あと数日で4月に入ります。桜の開花まであと少しですね。

朝晩は冷える日もありますが、ランチに出かける時にコートがいらない日が増えてくると、春がすぐそこまで来ているような気がします。

さて、先日発信したアメリカと日本のSSPの違いってなに?(前編)はもうお読みいただけましたか?

前編では、アメリカのSSP(Sell-Side Platform)を語るうえで欠かすことのできないAdmeldPubMaticrubicon projectをピックアップし、3社の特徴をまとめました。

今回の後編では、改めて日本のSSPとの違いについて考えてみたいと思います。

後編 アメリカと日本のSSPの違いとは?

アメリカのSSPに見られる3つの特徴

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1. 各企業はSSPに専念

アメリカのSSP事業者の多くは、SSP以外の事業を行っていません。

サービスを複数持っていたとしても、全てパブリッシャー向けのサービスであることが多いです。

adingoはそのような事業形態ですが、日本でこうしたケースは珍しく、一つの企業がSSPと併せて広告主向けのサービスを提供していたり、アドネットワークを運営しているなど、パブリッシャー向けに限らない事業展開であることが少なくありません。

専業だからこそできるSSPとしての機能強化とその革新のスピードについては日本はまだまだ学ぶ面がありそうです。

ちなみに、2012年3月21日にPubMaticから「PubLink」というサービスの発表がありました。

これはPC・モバイルの広告配信を始め、いくつかの機能を一つのプラットフォームから利用できるというもののようです。

新開発のサービスだけでなく、より簡単に、より便利にと、パブリッシャーの尽きることのない要望を一つでも多く叶え、新しい価値を提供していく姿がそこに見えてきます。

2. パブリッシャーのブランド価値を保護する機能強化

自社で営業部を持つことなく、広告枠の販売が行えるのがアドネットワークのメリットです。

そのアドネットワークも開始当初から随分増え、アメリカでは数百を超えるとも言われています。

収益最大化を狙って複数のアドネットワークを利用しようとすると、その分掲載する広告が自社のサイトにふさわしい内容か気になるところです。

そうした悩みを解決できるのがSSPを利用するメリットです。

アメリカでは多くのSSP事業者が、有名メディアまたは広告インプレッションの多いサイトを対象としています。

パブリッシャーにとって本当に良い広告とはなんなのか、好ましくない広告とはどんなものなのかを追求し、広告の品質を担保する機能追加に力を注いでいます。

3. 透明性の確保

広告業界で「Transparency(透明性)」というと様々な意味合いがあるかもしれませんがここで言いたいのは、パブリッシャーに対する透明性です。

たとえばあなたが広告主であれば、自分が出稿した広告がどんなサイトに掲載され、どのような効果を出しているのか気になりますよね。

同じように、パブリッシャーも自社のサイトにどんな広告が流れ、それがどんな収益を生み出しているのか気になるわけです。

最近では、レポート機能の改良が幾度も行われ、レポート内容、レポートの反映タイミングなどが変わってきているようです。

そうして日々の収益の流れをパブリッシャーが知ることで、新たな収益を生むチャンスを見い出していけるのです。

日本との違いについて

間違えてほしくないのは、これらの特徴は全て日本も少しずつ取り組み始めていることで、全くやっていないというわけではないことです。

※間違えてほしくないのは、アメリカと日本で良し悪しをつけているわけではありません。

アメリカで優れている部分は、日本も少しずつ取り組み始めている傾向があります。

一つのサービスを徹底的に追及。必要であれば、提携・買収も。

アメリカのカオスマップを思い出してください。日本のカオスマップよりもカテゴライズが多いはずです。

一つの企業が一つのサービスを専業で行っていて、サービスを発展させていくうえで足りない分野があれば、補うべく他の企業と提携したり、買収が行われます。

日本の広告業界でも近年提携・買収という点では少しずつ増えてきたかもしれませんが、一貫して一つのサービスに特化することでグッとアクセルを踏み、そのサービスの発展のスピードを早めることができます。

SSPが提供するコト。パブリッシャーが求めるコト。

SSPと聞いて、日本ではどれほどの人が知っていると答えるでしょうか。

SSP事業者が増える一方で、認知度はまだ低く、どんなサービスなのか説明することも少なくありません。

しかし、アメリカでは日本に比べると認知度が高く、広告の収益向上や広告品質の確認をするメディア収益管理専門の部署を用意する企業が多いようです。

そうなると、結果だけでなくプロセスを明示してもらい一緒に考えていきたいという要望が高まっていくのもおかしくありません。

アメリカのパブリッシャーのほうが、求める要望のレベルが一歩先に行っているのかもしれません。

日本ではSSPの認知度が低く、パブリッシャーの広告への取り組みも成長途中だと言えるでしょう。

今後SSPの認知度が上がってくれば、パブリッシャーの要望も変わり、SSP事業者もそれに応えるサービスの提供が必要になっていきます。

そのような変化の中で、要望に応えるだけでなく、さらに一歩進んだサービスを生み出していくことこそが、真の意味でパブリッシャーのサポートだと言えそうです。

 

日本のSSP事業者として、adingoはSSPの認知度を上げていくとともに、これまで以上にパブリッシャーに向けて有益なサービスの提供・各機能追加&強化に励んでいきます。

以前のリリースでお伝えしたとおり、近い将来プライベートエクスチェンジ機能もリリースしますので、今後もadingoからの情報をお見逃しなく!

こちらも合わせて読んでみてください!

 

※アメリカ版カオスマップ「Display Advertising Technology Landscape」は、LUMA Partners LLC.の代表を務めるTerence Kawaja氏が作成しました。

現在、LUMA Partners LLC.のサイト上では公開されていませんが、株式会社プラットフォーム・ワンのウェブサイトにてリンクが公開されています。

この記事を書いた人

fluct magazine 編集部

fluct magazine 編集部

日本No.1 SSP「fluct」の運用で培った業界知識やノウハウを記事にして発信してまいります。

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